
「家の健康診断」に込めた、私の想い
私はサッカープレーヤーを引退した23歳の時に家業に携わることになりました。
それまでサッカーしかしてこなかった私にとって、家のことは「素人の中の素人」。
正直に言えば、大きなコンプレックスを抱えてのスタートでした。
そこから33歳で建築士の免許を取得し、ようやくお客様の住まいを胸を張って任せていただける立場になりました。
その道のりの中で、私がずっと大切にしてきたことがあります。
それは、
“素人中の素人だったあの時の自分がお客様の気持ちと同じである”という感覚を忘れないこと。
この視点を起点に、さまざまな住まいと向き合ってきた中で、私は一つの確信に至りました。
私は、家は単なる建物ではなく、そこに住む人の人生そのものだと考えています。
家族が笑い、悩み、成長し、時間を共有する場所。
すべてが重なり合う人生の舞台が家です。
だからこそ、住まいに関わる仕事には大きな責任がある、と強く感じています。
その想いの延長線上にあるのが、「エーメゾン お家の健康診断」です。

このサービスは、決して工事を売るための点検ではありません。
私たちが目指しているのは、お客様が自分の家を理解し、
自分で判断できる状態をつくること。
お客様は「何が正しいのか分からない」
でも、業者の言葉を信じるしかない。
結果として、
不安のまま価値があるかどうかも分からない工事をして
しまったり、本当に必要なメンテナンスが後回しになって
しまったりする。
これまで多くのご家庭と向き合う中で、私はこんな現実を何度も見てきました。
これは、個々の業者の問題ではなく、住まいに関わる業界全体が抱える構造的な課題だと感じています。
特に私が強く感じてきたのは、
“多くのお客様が新築で家を建てた時、あるいは購入された時に、圧倒的に家のことを知らないまま暮らし始めている”という事実です。
意匠(デザイン)に関しては、近年とても知識のある方が増えてきました。
しかし、「自分の家にどんな特性の屋根材や外壁材が使われているのか」については、ほとんどの方が詳しく知りません。
それが、「水に強い材料なのか、弱い材料なのか」「日差しに耐えやすいものなのか、耐えにくいものなのか」。
こうした基本的な特性が、十分に理解されていないのが現実です。
さらに、その屋根材や外壁材を仕上げるまでの下地の構成がどうなっているのかについても、多くの方が知らないままです。
しかし本来、これを知ることこそが、家を守るうえで最も大切な土台だと私は考えています。
だからこそ、エーメゾンは、いきなりリフォームを提案するのではなく、まずはこの家の基礎知識を知ってもらうことから始めたい。

自分の家がどんな構造で、どんな材質でできているのか。
何に強く、何に弱いのか。
どんなメンテナンスが適しているのか。
家の体質を正しく把握し、そのうえで将来の選択肢を整理していく。
それが「お家の健康診断」の本質だと考えています。
私たちは診断結果を「住まいのカルテ」としてお渡しします。
これは単なる報告書ではなく、その家の履歴であり、これからの指針です。
年を重ねるごとに更新し、積み重ねていくことで、お客様とエーメゾンが同じ目線で住まいを守っていくための土台になります。
私は、リフォーム業は「売る仕事」ではなく、「信頼を預かる仕事」だと思っています。
長く寄り添い、共に家を守り育てていく関係をつくること。
その積み重ねが、結果としてエーメゾンの価値になっていくと信じています。
「エーメゾン お家の健康診断」は、その第一歩です。
これからもエーメゾンは、“人を想い、家を思う”という理念のもと、住まいに関わるすべての人に安心と納得を届けられる存在であり続けたいと思います。
